【コツ】超絶かっこいいトライバルデザインの描き方

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トライバル クジラ
 

どうも、トライバルデザイナーのGAIです。

トライバル、かっこいいですよね?
中二病の方には特に刺さるデザインです。
僕にも刺さりすぎて自分で描くようになっちゃったくらいですからね。

3年ほど一心不乱に描きづ付けた結果、
なんとなく

「トライバルをかっこよく描くコツ」

のようなものがわかってきたので、それについて書きます。
太陽トライバルとか、月トライバルとか、狼とかドラゴンとか。
もうめちゃかっこいいですもんね。

錬金術要素とかはいっちゃった時にはもう、
ウロボロスみたいに自分の足にかみついて円状になっちゃいます。柔軟かよ。

 

 

●かっこいいトライバルを真似しろ

はい、もうこれが真理。
どう考えてもこれ以上のコツは無いと思います。

しかし、その
「かっこいいトライバル」
がわかんねえんだよ!

という声が聞こえて・・・あーあー、こーえーがーおーくーれーてー(ry
聴こえてくるので、GAIさんがおすすめするトライバルデザイナーを一挙公開します。

ちなみにGAIさんが勝手に崇めているトライバルデザイナーは
Turkeys Designのタキヒサさんです。
神かよってくらいかっこいいトライバルを描くお方なので、みやがれください。

え?

GAIさんのトライバルが好き???

マ?????

ほ、ほめたってなにもでないんだからね!!!!?

  Turkeys Design 

 

YAS

Yako

鵺右衛門

どうです?これがいい!ってのがありましたか?あったなら、真似して描いてみましょ。話はそこからです。
描いてみたけど、やべえ。だせえ。ナニコレ、本当に同じものを描いたのかよ??俺に才能なんてなかったんや・・・・ってなった人は次に進んでください。

 

 

● 線を綺麗に描け

デジタルはもちろん、アナログで描く時も絶対必須。
何はなくとも

「超絶綺麗に線を引け」

これが超大事。今までいろんなトライバルデザインを見てきたけれど、うまい人は必ずと言っていいほど「線が綺麗」

変な曲がり方をしていたり、ガタついていたり、先端が尖ってなかったりとかすると、もうダメ。

つらい。

意識するのはベジエ曲線

ベジエが最強だから、ベジエマスターしよう。
デジタルは当然、アナログでもベジエを意識して描けばきれいな曲線になる。

線に妥協しないこと。
トライバルというのは本来タトゥーとして体にいれるもの。
修正のきかない一発勝負。
そんなものがガタついていたら最悪です。
初心者だろうが上級者だろうが、線を綺麗に描け。
これだけで数段パワーアップできます。

 

 

●法則を決めろ

不規則なトライバルの描き方はまた違いますが、
伝統的なトライバルというのは大体が一定の法則性、規則性をもって描かれています。

トライバルデザインの意味は民族模様。

模様とは規則性をもったものが大半です。
先ほどあげたおすすめのデザイナーのトライバルをみてください。

それぞれ、独自のルールのもとにトライバルを描いているのが見て取れますね。

最初は難しいと思いますし、僕も最初がめちゃくちゃに描いてました。
そしてめちゃくちゃなものが出来上がっていました。

「これがアートなんだよ!!!」

と独自路線に行きたい気持ちも理解できますが、
今話しているのは「デザイン」であって「アート」ではありません。

「トライバルアート」を描きたい人はどうぞご自由に
自分の脳内をぶちまけてくださいませ。誰も止めません。
その結果素晴らしいものもできる可能性だってありますからね。

でも今は「デザイン」のお話です。

一定のリズム、一定の隙間、反復模様、そういったものを意識してみましょ。

 

 

●まとまりをもたせろ

ざっくばらんにあえてぐちゃっとした
まとまりのない模様を描きたいときもありますが、それはおいておくとして。

何か描きたいという時は、大体テーマがあると思います。
太陽なのか、フクロウなのか、蛇なのか、熊なのか、竜なのか、女の子なのか、JKなのか、童女なのか、お姉さんなのか。
そういうテーマを描くときは、まずトライバルではなく、普通に描けるかどうかを考えてみましょう。

何を勘違いしているのかわかりませんが、

「トライバルってなんだかよくわからない模様じゃろ?絵を描かない俺にも描けそうじゃな!」

とかいう勘違いお天気脳みそ様がたまにいらっしゃるので断言しますが、

「普通の絵描けない人がかっちょいいトライバルかけるわけないじゃろ!」

というか、普通の絵より難しいわ!マジで!!細密画描くよりトライバル描く方がよっぽど脳みそ使います。

抽象的なものでバランスを取りつつ、デザインとして仕上げつつ、モチーフが見て取れるってどんだけ詰め込んでるんだって話だよ。
最近のアニメヒロインだってこんなに属性もってないよ。
エロゲではけっこう持ってる。(ニッコリ

トライバルは決してテキトーに線を引いているわけではなく、

「そこに線がある理由」

がきちんと存在しています。
そこにないとダメだし、そこじゃないとダメなんです。

かっこいいトライバルデザインというのは偶然完成するものではなく、「かっこよく描いている」からかっこいい。

自分で描くときも、「なぜここに線を引くのか」を考えながら描いてみてください。

2年くらい考えれば理由が見えてくる、気がします。気がするだけ。

 

 

●ちゃんと塗れ

トライバルを黒一色で描く前提で言う。ちゃんと塗れ。

いいか?

ち ゃ ん と 塗 れ。

ムラがあると超絶かっこわるい。

ちょっとでもムラがあるな、と思ったら塗れ。

ちゃんと均一に塗れ。

横着してミリペンでガシガシやるな。

筆ペンか絵具でちゃんとベタを塗れ。

ち  ゃ  ん  と  塗  れ。

 

 

●道具にこだわれ

元も子も無いといえばそうなのですが。

「GAIさん筆を選ばず」、なんて言葉もありますが(無い)

選ばなくても描けるとはいえ、
選んだ方がいいものが描けるのは至極当然のことです。

 弘法さんだって「選べるなら選ぶわタコすけ」とか文句言っていたに違いありません。
特にアナログで描く人はきちんといい道具で描いた方がいいです。

理由は以下のとおり。

・細い線が描けない

・綺麗に黒が塗れない

以上。

 

そして、この理由を解消するために必要な道具はこちら。

・超細目の水彩紙

利点:インクがにじまない。粗目だと線がガタつくので、一番細目がいい。インクがにじむと本当につらい。
欠点:値段がクソ高い。 

ウィンザー&ニュートン コットマン スケッチブック 細目 F4 243x334mm (18枚)

・0.03mmのミリペン

利点:ミリペンで描くなら必須。現状最も細いペン先。メーカーはどこでもいいが、呉竹のMANGAKAはペン先がつぶれにくい。
欠点:黒の発色が悪い。ちょっとグレーがかる。あと、すぐに使えなくなる。

呉竹 ZIG Cartoonist MANGAKA BLACK8V CNM/8VBK

ぺんてる極細筆ペン(顔料)

利点:筆ペン絵描き御用達の神具。これがないと何も始まらない。
   ゴッドオブ筆ペン。ちなみに染料は水で溶けるから必ず顔料インク。
   慣れればこれ一本でなんでも描ける。
   強弱もつけられるので、曲線系のトライバル模様が自在に描ける。
   ミリペンよりも細い線が描ける唯一の道具。
   ヴァルキリープロファイルオーディンに献上したら
   飛んで喜ぶくらいの究極神具。
   ベタ用に「細」「中字」もあるとなおよし。黒の発色も最高。っょぃ。
欠点:インクの出し方にコツが必要。
   軸を押してインクを出すタイプなので、
   押しすぎるとインクが出すぎてつらい。
   押さないとインクがかすれてくるのでこれもつらい。慣れよう。 

ぺんてる 筆ペン ぺんてる筆 XFP5F 極細 黒

丸ペン+ドクターマーチンインク

利点:筆ペンに頼らずとも、線に強弱がつけられる。
   細かく直線的でやわらかい表現ができるので、慣れるとつよい。
   当然ながら発色もよい。
欠点:水彩紙だと紙が削れる。ごりごり削れる。
   ケント紙でもいいかもしれないが、インクが乾きづらいため、
   こすってしまうとつらい思いをする。あとめっちゃ慣れが必要。
   最初はストレスになる可能性が高いが、慣れると最高。

●おわりに

トライバルデザインは荒く描くという選択肢は無い。
全て繊細に緻密に丁寧に描くこと。
デジタルで描くならなおさら手抜きは許されない。

きびしい?何を言っているのかね?

 

ここで書いた内容は

「超絶かっこいいトライバルデザインの描き方」だ。

つまりは、そういうことだから、

 

 

 

 

 

ち  ゃ  ん  と  塗  れ

 

 

 

おわり