色の決め方
どうも、トライバルデザイナーのGAIです。
カラーのイラストをアップしたらカラーも素敵です!みたいなことを言われたので色の話をします。
褒められて伸びる性格なのでどんどんほめてくださいね!!!!!
さて、今回は色のお話。
とはいっても、別に色彩検定資格を持っているわけでも色の専門家というわけでもありませんので、色を決めるヒントのつもりで見ていただければと思います。
色というのは本当に様々な意味を持ちます。
暖色と寒色というのは大体の人が聞いたことがあるのではないでしょうか。
暖かそうな色と寒そうな色。
黄色、赤、橙色などが暖色で、青、水色、紫などが寒色。わかりやすい。
まあそのへんの詳しくは色彩心理みたいな専門書を読んでもらえれば意味合いがわかると思いますので、GAIさんは下手なことは言いません。藪蛇。
GAIさんが色を付けるときに考えることは主に2つです。
1つはテーマカラー、そして2つ目が相性です。
まずテーマカラーについて説明しましょう。
●テーマカラーとは
まあそのまんまなんですけどね(爆
テーマとなる色、メインカラー、主たる色。
わかりやすいのは戦隊モノですね。
ガイレッド!ガイブルー!ガイイエロー!ガイ茶色!ガイビリジアン!
とかそんな感じです。名前に色が入っていて死ぬほどわかりやすいですね。
レッドって名乗っといて色が紫とかだともう混乱すること間違いなし。
そういうのはテーマカラーが間違えているという極端な例ですね。
赤って言ってるんだから赤にしろよ!っていう視聴者の声が聴こえてくるようです。
テーマカラーの決め方ですが、まあこれも言わずもがなだとは思います。
クールなキャラなら青系、熱いキャラなら赤系、女の子ならピンクなど。
性格で決めるのが一般的ですね。
生き物でないもの(ロボットなど)については、その役割で決めることが多いです。
工事するなら黄色と黒のボーダー(トラ柄とも言う)、隠密なら黒、正義のロボットなら青、救急なら白など。
意外と色から与えられているイメージが決まっていることが多いですね。
人間は色でかなりの情報を引っ張り出せますからとても大事なことです。
青く染められているお寿司なんて食欲そそられませんよね。それと同じことです。食べ物で遊んではいけません。
あと、特にそういったイメージが存在しないもの。
例えばロゴとか、まだ内容が決まっていないけれど形だけあるものだとか。
そういったものは「製作者の趣味」でいいでしょう。
好きな色、好きな食べ物、車、スポーツなど。
そういったものから連想できる色をヒアリングしていくのもデザイナーのお仕事です。決して言われたものをつくるだけではないのですよ。
さて、無事にテーマカラーが決まったら、次は相性のいい色をいくつか選びましょう。
もちろんテーマカラーの単色だけでいくのもありです。
シャア専用とかはもう真っ赤ですしね。
●相性のいい色
専門用語はたくさんあります。
補色、反対色、カラーサークル、勉強していけばキリがないほど色の数はあります。
それこそ何万色では終わらないほどに。
なんせアナログの世界。組み合わせなんてそれこそ無限に近いほどあるわけです。
そしてその色一つ一つに名前がついております。ひええ、気が遠くなる。
ですが微妙な色の違いなどこの際見ないことにします。
256色あれば十分じゃなあい?(鼻ほじ
まずは大雑把に考えましょう。
例としてよくあげられる、みんな大好きエヴァンゲリオンを思い浮かべてみましょう。
なんせテーマカラーが紫。パープルの主人公なんて過去に何人いたことやら。
アスカの赤が専らの主人公カラーですが、この際置いておきましょう。
エヴァンゲリオン初号機のテーマカラーは言わずもがな、紫。
そして要所要所に黒いライン、首元は目も覚めるようなオレンジ、そして各パーツに蛍光グリーンが差し込まれています。
え?画像が見たい??
ggrks!!!!
いや、単純に面倒なのと、著作権とかそういうのに最大限配慮した結果だよ!!
文字だけで雰囲気伝わってよ!!!
■■■■
こんな感じ。
・・・
さて、ここで各色の相性を見てみましょう。
基本的に、テーマカラーとの相性を考えればよいです。
あとは隣り合う色ですね。初号機の例でいうと、オレンジと蛍光グリーンが隣り合ってしまうと目がチカチカするのでNG.
色としての愛称は悪くないですが、テーマカラーより目立ってしまってはいけません。
・紫+黒
とってもいいです。むしろ黒と合わない色は無いのでは?
服装に頓着しない人が上着に黒を選びがちなのと一緒です。無難。
モノクロカラーというのは基本的に相方を選びません。便利だけど使いすぎると単調になるから注意。
・紫+オレンジ
意外なことに相性が良いです。
いわゆる反対色というものですが、お互いに強調する関係でなので使いすぎは厳禁ですが、アクセントとして入れる分には非常に良いです。
・紫+グリーン
これもお互いを強調する相性、補色というものです。
詳しくは調べてね。
このように、色の関係を知っておけばどのように色を配置すればおのずと見えてくるものです。
ですが、単純に補色や反対色を使えばいいのか!というとそういうわけではありません。
同系色でまとめるのもありですし、原色だけで刺激的にしてもいい。
ようするに何を表現したいか、ですね。
テキトーに色を配置するのは卒業して、意図をもった色選びをしてみてはいかがでしょうか。
というわけで、今回のGAI先生のメイプル授業はおしまいです。
—
トライバルデザイナー GAI
Tribal Designer GAI