名刺を作る時に考えるべき事
どうも、トライバルデザイナーのGAIです。
たまにはデザイナーっぽい話をします。
最近名刺を作ることがそこそこ増えてきたので、ここらで名刺を作成するときに気を付けたり考えてることをメモしておこうかと思います。
●名刺を持つことの大事さ
名刺といえば、やれ不要だとかSNSあるじゃーんとかいうお方がいますが、GAIさん的にはそんなのありえないですね。
SNS依存している方は、アカウント消えたらどうするつもりなんでしょうか。
アナログの連絡手段を持っているのと持っていないとでは雲泥の差。
さらにいえばSNSには載せない情報を名刺に載せたりしますし、そもそも電話番号とかSNSに載せるほうが少ない。
未だにメールは重要な連絡手段。アカウント依存する連絡手段しかもっていないことの恐ろしさを知らないのでしょうか。
それに、名刺を持たない主義なんだ!って自慢気に言う人がたまにいますが、それは名刺なんぞ無くても困らない位置にいる人かもしくは、第一印象で目に焼き付いてしまって、こちらから連絡したくなるような人であるかです。
セキュリティが高まっているとはいえ乗っ取りはあとを絶たないSNS。
きちんと自分の名刺を持つことは大事ですし、名刺交換する場において名刺を持ってない人はマナー違反とすら思われる傾向もあります。
顔と名前を知ってもらいたいのであればおとなしく素敵な名刺をつくることを考えましょう。
●名刺を作るにあたって重要なこと
まず、名刺とは何か。
よく言われるのが「自分の顔」だということ。
そして、よく言われている通りこれは非常に重要なことです。
つまり名刺をおっ〇いに挟んでもらえばおっ〇ブの仮想体験ができるというわけです(馬鹿
そんな妄想の産物は引き出しにそっと仕舞っておいて、自分の顔たる名刺には何を記載すればよいのでしょうか。
あ、ちなみに名刺には会社名刺と個人名刺というものがありまして。
会社名刺は大体がフォーマットが決まっており、自由にデザインすることはできません。なので、GAIさんがお話するのは基本的には個人名刺のことです。
自由にデザインできることが前提ですね。もちろん会社名刺でも自由にできるものはあるかと思いますが。
では話を戻しましょう。
名刺に記載する情報ですが、概ねは以下のような感じでしょう。
・名前
・肩書
・職業
・SNS情報
・ホームページ
・連絡先
とりあえずこんなもんでしょうか。
記載する情報はそこまで多くありません。
もちろん多くすることも可能です。自分のやっていることをたくさん並べることも一つの手法ではあります。
ですが、今回はシンプルな名刺における原則、のようなものに絞ろうと思います。
基本的に考えることは、何をおいても「わかりやすさ」です。
目立った名刺の方がいい!と考えて奇抜な名刺をつくるのもやぶさかではないですが、「結局何がいいたいの?」と思われるのがオチです。
奇抜さを使いこなすのは大変です。最初はおとなしく「わかりやすい」名刺を作れるようになりましょう。
●フォントの重要性
さて、デザイナーが狂喜乱舞していいものを探し続ける伝説が数多く残る、フォントです。
平たく言えば文字の形。MSゴシック、ヒラギノ明朝などを皮切りにそれはもう星の数ほどあります。
フォントの歴史はタイプライターまでさかのぼりますが、その辺の話は面倒くさいのでしません。適当に調べてください(放り投げ
さて、変わったフォントはたくさんあります。
googleで「フリー フォント」とかで検索すれば版権フリーで使えるフォントがたくさんでてきます。
しかし、どれを使えばいいのやら。初めてではさっぱりわからないと思います。
一部のセンスある天才はベストなフォントを探し出せるのかもしれませんが、GAIさんを代表とする凡人は一生懸命探すしかありません。
しかし、ここで万能なフォントを紹介しましょう。
とりあえずこれ使っとけば読みやすいし、見た目もシンプルで素敵なフォント。その名は・・・
windowsをメインで使っている人にはおなじみかもしれませんね。
このフォントの良いところは文字幅が一定というところです。
そんなことを言われてもわからない?
フォントによっては文字の大きさによって文字と文字の間を詰めてしまうものが多数あります。
そうすると、複数行書いたときに、上の行と下の行の文字の場所がずれる!
きれいな文書を書く上で、文字の場所がピシっとそろっていることは半ば必要条件。とっても大事。
しかもこのメイリオ、ゴシック体ほど固くなく、かつ明朝体ほど柔らかくもない。
とっても具合の良いフォントなのです。
なので、とにかく困ったらメイリオ。間違いない。覚えておこう。
もういいからメイリオ使っとけって。日本語フォントの中ではホント安定。
●レイアウトについて
まだまだ頭を悩ませる場所はあります。その一つがレイアウト。
名刺のレイアウト、悩みませんか?GAIさんはとっても悩みます。
文字の配置、色、太さ、名刺の背景模様、いろいろと。
しかし、これもある一定の法則にしたがえばそれっぽく見えるようにはできます。
これも慣れの部分は多くありますが、そこはまあ慣れていきましょう。
まず、整列すること。
文字を書く場合、とにかく整列されていることがキレイに見えるポイントです。
バラバラに配置されているよりも、系統事にまとめてあったり、高さがあっていたり文字の大きさがあっていたり。
とにかくルールが感じられる配置を心掛ける。
文字の大きさも同じです。目立たせたい部分は太字にするとか、下線をいれるとか。そういう当たり前っぽく感じられる部分にこそ、その人のセンスが影響するってなもんです。
●URLを書くとき
自分のホームページやSNSのアドレスを記載するとき、どうしますか?
長ったらしいアドレスをそのまんま記載することもままあるでしょう。
シンプルなアドレスならまだ許せますが、もう何?この、何?っていう感じの長いアドレスになっている人。
見るだけで嫌ですね。
なので、QRコードを入れましょう。
シンプルなアドレスの人もです。QRコードはわざわざアドレスを打ち込まなくてもアクセスできる非常に優れたツール。これを使わない手はありません。
さらに、短いアドレスの人はアドレスもきちっと記載しておきましょう。
検索ワードまで書いておくと完璧です。
なぜここまで徹底するかというと、名刺には到底記載しきれない情報を見せるためです。
名刺はあくまで入り口。
そして名刺を交換するときの会話で興味を持ってもらい、そして自分のサイトに誘導する。
この流れを作れるかどうかが重要です。
名刺を渡すだけで終わってませんか?
名刺はツール。そのツールでどこに誘導するかまでが名刺交換です。
興味をもってもらって、自分についてとにかく知ってもらう。
人によっては仕事につなげることもあれば、趣味でつながることもあるでしょう。
その着地点は人によって様々ですが、あなたにとっての着地点を考えた上で名刺のデザインをしましょうね。
●インパクトを求める
シンプルなビジネス名刺もいいですが、もちろん遊び心を伴う名刺も素敵です。
折線がついてて、それどおりに折ると椅子になるとか。電子チップが仕込んであって音がなるとか。
そうでなくても独創的な色だとか、紙質だとか。
文字が書いてない、なんてのも面白いですね。
それが名刺としての効果を発揮する以上、それは名刺です。
まっとうな名刺を作れるようになったら、是非とも「なんじゃこりゃ!」となるような驚きの名刺を作ってみてくださいな。
それでは。
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