イベント主催について

違和感、って大事だと思う。


最近、いろいろな人に手伝ってもらいながら、様々なことをしている。
面白いなって思う企画を思いついたり、今ある環境をどれだけ面白くできるかを考えたり。
イベント主催の話をもらった時なんてどうやったら来る人が楽しんでくれるかってのをフルで考える。
考え始めるといろいろなことを思いつく。やれDJだ、やれフードだ、アーティスト、イベント名、集客法、フライヤー作成、共同主催、趣旨。挙げていったらキリがない。


そんな中で自分が根本において考えていることは、「違和感」をあえて取り入れること。言い方を変えれば「意外性」だ。
クラブ関係の友人が多いため、主催するイベントも必然的に音楽イベントが多くなる。一般的なクラブイベントってのはこう(ガイさんの視点で)
・イベント名はアルファベットでよく意味がわからないもの。造語だったりもする。
・趣旨もよくわからない。なんかいろいろ説明が書いてあるけども、一般的には知られていない外タレだったり、なんかすごそうなことが書いてある。


正直よくわからない。クラブイベントが専門性を持ちすぎてる気がする。
もしかしたら自分の知識が乏しいだけかもしれないけども、フライヤーやイベント紹介を見て行きたいと思う人がクラバーだけじゃつまらない気がする。
やはりイベントはいろんな人で楽しみたい。自分も友達に誘われてクラブの世界に入り浸った。正直、なんの音楽が流れていようと楽しいものは楽しい。


そこでガイさんがこだわるポイントは「わかりやすさ」と「頭に残りやすさ」、そして「違和感」。
つい先日に主催したパーティがある。イベント名は「HOUSE DON」。
趣旨は、いろんなHOUSEミュージックをどんぶりのように盛り付けて、みんなで味わおうって感じ。
さらに、一緒にローストビーフ丼のフード提供もした。
イベント名と提供するものをかけたわけだ。語呂もいいし、覚えやすいと思った。
こだわりポイントの2つはここで満たしたわけだ。残っているのは「違和感」。
ちょっと期待していた部分もあったけれど、周知もして集客していると化学反応がおきた。
音楽イベントのはずなのに、フード目当てで来る人が多いという現象。
イベントが終わったあとも、「HOUSE丼おいしかった。」って声が多数あがるほど。
これは以前から自分で考えていた「飯がメインの音楽イベント」の駆け出しになるのではと予感した。
店が出す料理に舌鼓を打ちながらのイベントはある。カフェDJなんかもその一種に入る気がする。
しかしそれだと、「店ありき」のイベントになってしまう。
あくまで「人ありき」。ここに価値があるし、意味がある。
その人がやるから面白い。その人が居るから楽しい。


そして、その状況にするイベント作りは、一発屋にならないためにとても重要だと思う。
死ぬ気でやれば100人集まるイベントを1回主催することはできるかもしれない。
ただ、毎月30人集まるイベントをするのはこれがなかなか難しい。(自分だけの集客の場合)
複数人で共同主催するならその限りではない気もするが。


イベントつくりには課題はたくさんある。
厄介なのは、問題点を解決したところで来る人が増えるかといったらそういうわけでもないところだ。
そことの地道な戦いがオーガナイザーの大変なところではあるのだけど、それを楽しめる人でないと継続主催は難しい気がする。
そして自己満足でイベントをしてもいけない。イベントはお客さんが来てナンボのもの。
故に、来てくださったお客さんには最大限感謝をすべきだし、声をかけて挨拶すべきだと思う。(人数によってはできない規模もあるが・・・)
常に感謝し、イベントの価値をたかめ、新しい「違和感」を考え取り入れていく。
いつもこんなこと考えながらイベントしてたら疲れちゃうかもしれない。
でも自分はその過程も楽しめる人間なので、まったく問題ない。
主催者の方々もいろいろな信念があって主催しているのだろうと思う。
ただ、これだけは考えてほしい。
来た人全員が楽しんで、日常とは切り離された空間であること。そうなっていれば、イベントは成功なんだろうと思う。
考えてることそのまんま文章にしただけなので文脈荒れてたら申し訳ない。